脳梗塞・脳腫瘍という病気の予防・治療・リハビリ法を解説します
多くの人は、脳腫瘍という病名を聞くだけで、「もう助からないのではないか」という思いをいだくようです。
しかし、まず最初にお伝えしておきたいのは、脳腫瘍といっても、命にかかわるような病気ばかりではないということです。
脳腫瘍という病名は、脳にできるさまざまな腫瘍の総称です。
脳の下垂体にできる下垂体腺腺や、脳をつつむ膜にできる髄膜腺といった病気は脳腫瘍の一種で、多くの患者さんがいます。
いずれも良性の腫瘍で、手術で完治させることが可能です。
「でも、その手術が怖いのです」とおっしゃる方も多いかもしれません。
その点についても、安全性と確実性を高めるための工夫がなされています。
現在、医療現場でおこなわれている治療内容・検査方法を知っていただければ、ご心配が少しは解消されるのではないかと思います。
書店には、患者さんに向けて、さまざまな病気の解説書がたくさん並んでいます。
しかし、脳腫瘍をテーマにした患者さん向けの解説書はあまりないようです。
それでも、インターネットなどで情報を集め、驚くほど勉強を重ねている患者さんが少なからず見受けられます。
あふれるような情報のなかから、自分が必要とするものをピックアップするのは、大変な時間と手間がかかることでしょう。
それだけの手間をかけても、「知りたいこと」を探しだせないということもあるのではないでしょうか。
もちろん、知りたいことは、医師に直接、尋ねていただくのがいちばんです。
ただ、脳腫瘍という病気の全体像を皆さんにわかりやすく説明することで、医師の脳腫瘍についての説明が、理解しやすくなるのではないかと思います。
自分が、あるいは自分の身近な人が立ち向かっていくことになる病気について正しく理解することが、治療に取り組む意欲の源になるものと確信しています。
当サイトが、患者さんの不安や疑問を解消する一助となれば、幸いに思います。
転院先は早めに決める
急性期の治療が一段落して、症状が安定してきたら、医師からも転床や転院についての説明があるので、患者さんと家族で、すぐにでも話し合ってください。
脳梗塞のリハビリは、なるべく早く開始することが望ましいからです。
また、転院先の入院相談日は、毎日行っていないことが多く、その日を逃すと、1週間単位で先送りになってしまいます。
そのうえ、転院先の病院のベッドが、転院の手続きをしてもすぐに空いていることはほとんどありません。
脳梗塞の場合、医療保険が適用となるリハビリの上限は180日ですから、その期間内になるべく効率よくリハビリを受けるには、早めに次の転院先を決めておかないと、ベッドの空きを待っている間に時間を無駄にすることになってしまいます。
また、以下に示すように、転院先の入院相談にも時間がかかるので、スケジュールに余裕をもって進めておくことをおすすめします。
リハビリ専門病院に転院するための入院相談には、大きく2つの方法があります。
1つは、患者さん本人が外来を受診し、入院の可否を決めるものです。
もう1つは、家族による代理受診によるものです。
どちらかといえば、本人が受信するケースが多いようです。
本人受診のときは、まだ入院治療中のことが多いので、家族に付き添ってもらい、移転先の外来を受診することになります。
患者さん本人が受診するので、医師が障害の程度を把握しやすく、退院までのスケジュールが立てやすいというメリットがあります。
一方、代理受診の場合は主治医の紹介状と検査の画像やデータなどの資料を家族が持参し、それを参考に判定されます。
医師が家族に患者さんの体の状態を質問するので、障害の程度、リハビリの状況を把握しておくことが大切です。
そのほかに、書類審査で入院を検討する場合もあります。
患者さんの状態、リハビリの進行状況、家族の状況などを記入した書類を提出し、入院の審査をしてもらう方法です。
その後、家族が代理受診するケースもあります。
このように、転院の手続きには予想外に時間がかかるということを知っておきましょう。
カテゴリー:脳梗塞とリハビリ


